19世紀に製作されたフランスアンティーク、存在感がある大きなサイズのセダンチェア型ジュエリーボックスです。
セダンチェアとは近世ヨーロッパで上流階級の人々が利用した1人乗りの輿/椅子駕籠のことで、こちらは担ぎ手が持つ梶棒まで再現された本格的でレアな逸品です。棒は取り外し可能です。
箱のフォルムに沿うように大きく取られた3面の窓には、重厚な面取りガラスが嵌まっています。扉の開閉およびノブの動きはスムーズです。
インテリアは花柄のシルクで覆われ、座席に当たる部分にカーブを描く2枚のガラス板が取り付けられています。
アクセサリーや時計を収納するショーケースにぴったりだと思います。ビスクドールのキャビネットとして一緒に飾って頂いても素敵です。
*外装…着物を思わせる東洋趣味の繊細な絹織物が施されていますが、生地の特性上ホツレ、摩耗が見受けられます。
**両サイドの窓…ガラスの重みで本体との接着が弱まり、若干の隙間(沈み込み)が生じています。窓枠にサンドイッチ状に嵌まっているため、外れたり落下することはありません(画像7枚目)。
そのほか状態に関するご質問はお気軽にどうぞ(^^)
上記*,**のように時代の経過による避けられないダメージはあるのですが、大きな破損や部品の紛失なく100年以上大切に受け継がれてきたもので、オブジェとしてのオーラも申し分ありません。気に入って下さった方へ。
サイズ約:幅12.5cm×奥行き14.3cm×高さ26cm/棒の長さ24.5cm
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