✳︎タイトル　韓国の民俗
✳︎著者：萩原秀三郎、崔仁鶴　序文：和歌森太郎
✳︎出版社：第一法規出版
✳︎発行年：昭和49年（1974年）初版
内容：1970年代のセマウル運動によって電気が引かれる以前の韓国農村は、昼と夜がはっきりと区別された不思議な世界。
夜は漆黒の闇のなかに鬼神が出没。不遇の死をとげたために祖先祭祀を受けることができず、恨みを残したままこの世を彷徨ういトッケビは、使い古しの箒等の道具が遺棄されて変化し、峠などに出没する妖怪でトッケビは、悪戯者だが特定の人に祟ることはない。
これに対して鬼神は子孫や知人に祟り、病や不幸をもたらすので、ムーダン（巫堂）という職業的なシャーマンに依頼してその魂を鎮める必要が生ずる。
現在でも、ソウルの街を歩くと時々ムーダンの住まいを知らせる旗に出会う。こうした鬼神やトッケビのほかに人を脅かすのが、龍、大蛇、狐、鶏、ムカデ、カニの化け物たち。
韓国の呪術信仰や家の神など、写真を通して韓国の古の土着した信仰や生活文化を紹介した一冊。
◎目次
序
まえがき
口絵
聖地
チャンスン
堂山
宮堂
山神
堂祭
家の神
呪術信仰
ソンジュクッ
巫俗
ソウルのムーダン
釜山のムーダン
全羅道のダンコル
巫具
山神像
龍王像
葬送
墓制
王陵
霊座と祠堂
シッキンクッ
仏教寺院
民間の寺院
弥勒信仰
一心道
生業
農業
漁業
川漁
海女
諸職
◎⤵︎以下検索語句
#郷土玩具
#呪術
庚申塔
シャーマニズム
マッドメン
オンゴロの仮面
陰陽師
呪禁道
陰陽道
ひとがた
反閇法
小松和彦
五十嵐大助
諸星大二郎
呪いを返す
仮面劇
九邪
エクソシスト
節分
エニグマ
ザ・シサ
詩人オウムの世界
恐怖の大王
サイエンスの幽霊
時の肋骨
岡本太郎
いたこ
恐山
オシラさま
おしらさま
淡島さま
イタコの口よせ
民俗信仰
呪詛
呪体
呪縛
呪詛師
古面
石面
舞楽面
行道面
鬼面
天狗面
神楽面
狂言
古能
狐面
お多福
火男
オロチョン族のシャーマン
豊穣の神と家の神
神がかり
神樹
柱立て
境と辻の神
山と森の神
稲を伝えた民族
苗族と江南の民族文化
中国少数民族
能
世阿弥
遊行芸能
アウトオブ民藝